京宵展のご挨拶

文化と芸術の都、京都で展覧会を毎年開催しております。その名も『京宵展』
毎年4月30日~5月2日まで当館にて『創と造』の京都展と併催される同展には、京都ゆかりの今注目すべき若手作家が集結します。名称を変えながらも約50年わたり開催されてきた『創と造』展ですが、その『伝統からの創造』というコンセプトを継承しながら、新しい美の世界を切り開く作品を京都の地から発信するために立ち上げられたのがこの展覧会です。

豪壮かつ華麗な祇園祭『山鉾巡行』の前夜祭である『宵山』は静かながらも華やかに行われる。
同展にはその宵山の如く、伝統の継承と新しい時代にあった作品を創造できる展覧会になるように『京宵展』と名付けました。

本年度より6名の先生にもご参加いただき、多彩な魅力を持った京都にゆかりのある日本画・洋画・工芸の次世代作家、56名が出品されます。  なお、出品作品は会場で入札し購入することもできます。

京都ゆかりの作家ならではの魅力を思う存分堪能し、芸術の町京都に吹く新しい風を美術倶楽部で体感できます。

ぜひともご来場賜りますよう謹んでご案内申し上げます。

開催日程 京宵展

京宵展

・日時
平成30年4月30日(月)~ 5月2日(水)

・会場
京都美術倶楽部 (創と造2018と併催)

本年度の創と造2018 併催 第6回京宵展は終了いたしました。
沢山のご来場誠にありがとうございました。
また今後もよりよい展覧会にしていきたいと考えておりますので、
よろしくお願いいたします

先生方に会期中 在廊いただいております

第6回よりお声掛けし、先生方に会期中お越しいただきました。
4月30日(月) 10時~16時30分まで 洋画 大谷郁代 先生
5月 1日(火)  10時~16時30分まで 洋画 皆吉経之 先生
.                     洋画 黒岩知里 先生
5月 2日(水) 10時~16時30分まで 日本画  中尾博恵 先生
.                   工芸   川嵜貴生 先生
ご来館の際は、作品等の質問や製作過程のお話し等お気軽にご質問いただければと思います。先生方とお話しできるいい機会ですので、 是非お越し下さい。

出品作家の声

青木秀明先生

20歳から17年京都で日本画を学び、今は大阪に住んでいます。
そんな中、 私から見る京都は懐かしく、近くて遠い憧れの場所でもあります。 そんな彼の地で発表の機会が与えられたことの幸運に感謝しております。

青木秀明

幸田史香先生

修学旅行で京都の歴史や文化、芸術に触れた事がきっかけとなり、京都の美術大学で日本画を学びました。
展覧会などでは、よく京都らしい作品だと言って頂く事が多く、京都という土地柄が私の絵を生み出してくれているのではないかと思います。

出品作家の声

田住真之介先生

ご来場頂きました皆様、この度はご覧頂き誠にありがとうございました。
京都には今日まで培われてきた日本画の土壌があります。それを作り上げてきた先人に負けないように誠実に描こうという気持ちになる場です。京都は僕にとって日本画を描く場所であり、その様な気持ちで立っていたい場所です。

出品作家の声

直海かおり先生

京宵展には第二回より参加させて頂き、今年で五回目の出展となりました。京都美術倶楽部さんという格式のある会場にて、新緑潤う好季に展示して頂くことが出来、大変光栄に存じております。場に恥じない様、背筋を伸ばして制作してゆきたいと考えております。

出品作家の声

黒岩知里先生

入札という形式の展覧会への参加はとても新鮮でした。最近は日本でも人気が出ている美術品オークション。ぜひ京宵展も京都発信のオークションとして、ますます仕掛けて頂きたいですし、私もそのメンバーとしてご協力させて頂けること楽しみにしております。

出品作家の声

中道佐江先生

私の生まれ育った京都、また、伝統ある京宵展で作品を発表させて頂くことは、大変光栄で貴重な経験でした。これからも素晴らしい京都の芸術文化から多くのことを学び自身の活動に取り入れ表現していきたいと思っております。

出品作家の声

日本画

『 兎 』 青木秀明
『 青い鳥 』 阿部友子
『 華 』 井上美紀
『 雲龍梅 』 大沼憲昭
『 師走 』 大矢眞弓
『 天空 』 川内真梨子
『 睡蓮花遊泳 』 菅かおる
『 游泳ー名もなき池 』 北川安希子
『 遥か望む 』 久野隆史
『 気配 』 幸田史香
『 はなつ 』 後藤吉晃
『 シエナにて 』 小巻久芳
『 浄瑠璃寺 』 斉藤和
『 萌し 』 鈴木一正
『 纏XXXVI-広重 』 高村総二郎
『 緑丘 』 田住真之介
『 水面に浮かべる花すがた 』 田中裕子
『 かなた 』 外山寛子
『 野 』 鳥山武弘
『 はるか 』 直海かおり
『 ねころび 』 中尾博恵
『 夏の香 ーアユー 』 藤原裕之
『 咲く 』 北斗一守
『 薫風揺花 』 松井周子
『 酔芙蓉 』 三輪時子
『 大山 』 山田毅
『 218円の女 』 山本雄教
『 佳日 』 吉田眞理子
『 獅子 』 米田実

洋画

『 乙女峠・秋 』 池田良則
『 海の見える部屋 』 大谷郁代
『 朧月 』 奥江一太
『 Old Town 』 黒岩知里
『 穏やかな陽 』 小池壮太
『 染む 』 中上誠章
『 運河の村・ネラック 』 中司満夫
『 いっしょ 』 中道佐江
『 buildings 』 長谷川一郎
『 春 駅舎 』 藤井路夫
『 梟 』 堀井聰
『 観美 』 皆吉経之
『 蔦七沼 (菅沼)』 吉田伊佐

工芸

『 青白磁香炉 』 市川博一
『 日月星辰莨盆 』 岩木秀樹
『 茶碗 龍 』 川嵜貴生
『 竹節銚子 』 柴田恭久
『 食虫花 (ショッカ)』 新宮さやか
『 青瓷星団茶碗 』 諏訪蘇山
『 御本茶碗 』 通次廣
『 煌 』 通次智子
『 トリックアート DE RIMPA 』 並川昌夫
『 色絵吉祥櫻珞文茶碗 』 西村德哉
『 赤茶碗 』 檜垣良多
『 火灯窓に月 茶箱 』 兵働知也
『 茶碗 』 藤平寧
『 人形手茶碗 』 眞清水福山